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「花時」(TAM MUSIC Factory)
壁紙「水仙」(十五夜)

 

【2006.03.12】

     トルルゥ〜 トルルゥ〜
     突然のTelphone−Callが鳴り響く!

     僕に電話をかけてくる人など、滅多にいない!
     それは、久しぶりに妹分からのお誘いだった。

     「アニキ、遊びに行こうぜ!」
     ”ATTIかぁ、半年振りくらいかぁ???"
     「おぅ、そろそろ、落ち込んでる頃だと思ってさ・・・
      パターンでしょ!?」
     ”うっせぇなぁ・・・ア・タ・リ・・・春だかんな!”
     ”焼ハマ喰いに行くかぁ?”
     「ううん、海はまだ寒いからいい!」
     「花、見に行こうぜ!」
     ”ああ判った・・・一時間後な!”

         
             206CC 本日の足

     ”屋根下ろしてくぞぉ〜”
     「いいよ!」

     (なんの因果で妹のアッシーやってるんだ・・・俺は!?)


     ’HOME−CENTERジョイフルほんだ’なんて
     ガーディニングの広大な店の中を
     歩く・歩く・・・

     僕はSNOW−DROPを探して歩く・・・
    
         
            Snow-Drop  花言葉:’希望’

     どうしても欲しかったのだが・・・
     まだ、時期が早いのだろうか???
     なかった!!!!!!!
 
     僕にとっては謎の花なのだが・・・
     日本名’雪割り草’であろうか?
 
     花言葉:’希望’のその小さな白い花は・・・
     僕の手元に抱かれることはなかった・・・

     春は大嫌いだ・・・別れの季節でしかない・・・

     春に’希望’を望んではいけないってのが・・・
     僕の慣習であった!
     本当の春は、僕に訪れるのだろうか???


     集団の枝分かれを迎えていた。
     単純な意見の食い違いによる分散だ。
     まぁ、喧嘩別れ・・・

     なんだかとてもスキーが嫌になっていた!


     奴は逞しく、豪快だ!
     僕はキャシャで線が細い!

     奴は力づくで、雪を切り裂いて滑る、とてもパワフルだ!
     僕は重力に自然に体を合わせて滑る、とてもシャープだ。

     日頃から、技術論では衝突していた。

     奴のパワースキーは、筋肉による内なる力で形成される。
     僕のスウィング&グライドスキーは
     外力に合わせたボディワークで形成される。

     一つの船に二人の船頭はいらない・・・
     それぞれに弟子がいる・・・
     僕等の船は、二つに分極してしまった!

     奴はかつての、僕の一番弟子だった。
     反目と別離に僕は・・・
     孤独と空虚と寂しさを感じていた・・・


     なぁ・・・ホントは俺だって・・・
     パワースキーがしたいんだよ・・・
     だけどさ、出来ないもの仕方ないだろ・・・

     女性や子供達には、どう教えればいいんだい???

     奴が奴であるために・・・
     僕が僕であるために・・・
     互いにコダワリは曲げられない・・・

     はんっ、実につまらないことなのにね!!!


     そんなこんなで僕は少しだけ、山を離れていた。


     SNOW−DROP

       灰色の空が 高架越しに落ちる
       かじかんだ道は 首を振っている
       俺はその向かいの 今来た道を 
       狐につままれ 引き返すとこさ

       見えない希望に うなだれる大人の
       横で子供が 無邪気に遊ぶ
       そして俺は 折れかけた心に
       唄を振りかけて 補強してるとこさ・・・

       だけど今も 君を信じてる
       そして今も 君を待っている
       Snow−Drop咲く 春を・・・

       肩をすぼめた 2月の街を
       咳き込みながら 走ってる!
       俺の車のスピードは 上がらないが
       止まりはしないのさ・・・・

       だけど今も 君を信じてる
       そして今も 君を待っている
       Snow−Drop咲く 春を・・・

       だけど今も 君を信じてる
       そして今も 君を待っている
       Snow−Drop咲く 春を・・・

                    By Sion


     (現在へ戻って!)

     SNOW−DROPの入手に失敗した僕は
     なんだか、希望迄手に入らなかったような気がしてさ・・・

     相変わらずに根暗な奴だなぁ!!!
     
     とにもかくにも、春スキーのシーズンを向かえて
     僕はまた、休日は山へと向かうことになる。


     ”おい、寒いから屋根上げてくぞぉ〜” 
     「ほいよ!」
     ”帰んべぇ!”

           
             とっとことぉ〜帰んべぇ! 帰んべぇ!


     「ハヤ●●氏ぃ・・・茶飲んでく・・・」
     ”ああゴチになってくかぁ!?”

     「ほいよ!」
     渡されたコーヒーミルを静かに回して、豆を挽く・・・
     なんだか、落ち着くなぁ・・・
     
     ”始めて出会って30年もたっちまったし・・・
      一緒に住むかぁ・・・???”
     「やだよ、あほぅ! メンドクサイもの・・・」
     「この一人身の気楽さ・・・判らないかなぁ?」
     「だいたい、アニキじゃ、その気になんないよ!」
     (☆ そだよなぁ〜 ☆ 俺もその気にはなれない!)

     一応、礼儀は果たしたぞと・・・・・・・
     ああ、コイツに礼は不要じゃ!
     まるで、ホントの身内みたいだ!

     「おい、今度は山菜のテンプラ喰いに行くべぇ!」
     (オマエなぁ、その男言葉、ヤメロってぇの!!!)

     そんな、休日でありました。

     しかし、オマエはなんてタイミングが良いの!?
     アリガトねぇ〜


     
        へんっ!? なんだってぇんだよぉ〜
 
     出会い・別れ・・・
     元気に生きてやろうじゃぁないか!!!

     春よ来いぃ〜

    (FROM 朱雀RS) 
     

 


  
  My-Sister













 本日の戦利品 
 
 ビオラの群れ 
   ベランダに飾るそうじゃ!

























     








   






 

   
    






    
 


 
  Snow−Drop

   
    速度の上がらない車



































    









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