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「Changes」(Blue Piano Man)
壁紙「牡丹」(十五夜)

【2007.05.12】    

   僕の友達は、いつもどこかに居る。

   それはまるで空気みたいな存在で・・・当たり前のようにそこに在る。

   雨のようにまとわりついたり・・・
   強い陽射しのように攻撃してきたりはしない・・・
   いつもなにげなく其処に在る・・・

   まるで、家族がそうであるかのように、
   空間と時を超えて、いつもどこかに居る。


   とぅるぅぅ〜 とぅるぅぅ〜

   「朱雀氏ぃ、御飯食べにおいで!」
   「なんか食べたいモンあるぅ?」
   ”冷やし中華!”
   「なにぃ・・・よさげなブラックオリーブ手に入れたからさ・・・
    サラダとミートソースグラタン作るねぇ!」
   (・・・決まってるなら、聞くな! ばぁか!・・・)
   ”おう!”

   「たまには、お酒飲もうよ! 電車でおいで!」
   ”えぇ〜 車置いてくのヤダゼ!”
   「いいから、電車でおいで、息子の件でいろいろあってさ・・・
    春病の手当てまだじゃん・・・」
   ”この春は、人生ほどの重みだったの!!!
    飲むと暴れるぞ〜”
   「ダイジョブ、リビングに横断歩道を用意しとくから・・・」
   ”あああ・・・学生の頃の事、いつまでも言うなぁ!”

   「いいから、早くおいで・・・19:00ねっ!!!」
   「今日は、竜もいるからねっ!」
   「アンタのせいで、人生どうにかなるとか言い出してんのよ!?
    なんとかしてよねっ!」
   ”竜、居るのかぁ・・・おう! 電車で行くわぁ!”
   ”んじゃ、後でなぁ!”


   僕はどうも・・・あちこちで飼われているらしい・・・


   なんでも話せる友達なんてさ・・・そう何人もいないよね・・・
   だけどね、僕には6人も居るんだ、
   あと一人居ればさラッキーセブンだねぇ!

   言葉が必要無い奴はねぇ・・・二人だけかなぁ???・・・


   今日は少しうるさい・・・

   「今年度はいくつ失恋したのっ?」
   ”ゼロ! オレは今、人生に悩んでるのっ!”
   「なぁにがぁ・・・珍しいじゃん・・・ゼロぉ!?
    あっ初めてかもしんない!???」
   ”オレは今、人生に悩んでるのっ!”
   「なぁにがぁ・・・」

      

   禅問答は続く・・・恋愛数と失恋数が不一致だと、さらに続く・・・
   今年は短めに済みそうである!


   ”お〜い、竜、勉強しとけよぉ〜”

      



   凄くつまらない話しなんだけどね・・・
   友達かどうか・・・僕はね・・・

   食いモンをシェア出来るかどうかなんだよ
   シェアした時の雰囲気はどうかだったりするんだよ・・・

   友達ってさ・・・なんなんだろうねぇ〜
   
   君に友達はいるかい?



   「君に友達は・・・」


    朝日が 窓から差し込むと
    一日が また切れ目なく始まる
    表を走る 車のざわめきは
    街行く人の 世間話

     君に友達はいるか
     一杯のコーヒー一緒に飲める

     君に友達はいるか
     一枚のパンを わけて食べられる

    今日も オレはギターを抱え 
    いつもの街を さまよってる
    行きかう人は 誰もかれもが
    夜店の金魚のように 知らん顔

     君に友達はいるか
     メロディーに合わせギター弾いてくれる

     君に友達はいるか
     リズムに合わせ手を叩いてくれる

    一人部屋に 帰ってくると
    叫びも 囁きも閉め出され
    壁の向こうの 闇の中で
    風が電線を 鳴らしてる

     君に友達はいるか
     離れていても 傍にいるような

     君に友達はいるか
     笑顔だけで それで充分な!


                By 大塚まさじ


   
   やがて三十年の間いつも、
   ’御飯食べにおいで’が合言葉の妹分は・・・
   酔いつぶれてしまった

   「朱雀ぅ〜、わりぃ、少し横になるねぇ〜」

   ”オマエさぁ、オヤジしてオフクロして個人事業主してさ・・・
    少し頑張りすぎだぞぉ〜!”
   ”手ぇ抜くとこはぬかなきゃぁ・・・そろそろさぁ・・・”
   ”休みなさいっ!”
   ”半年たったら・・・秋病のケアに・・・また来るわぁ!”
   がちゃ・・・


   とても不思議だなぁ・・・年に2〜3回しか会うことのない
   その妹分はとても身近に感じる・・・

   ホントはソファに横になった彼女の傍に・・・
   昔みたいに付き添ってはいたかったのだが・・・

   それはまるで、兄が妹にするように・・・
   彼女の頭を一撫ですると・・・”休みな!”・・・
   そう言って、僕は帰って来たんだ・・・

   苦労したね・・・
   頑張ったね・・・
   もういいんじゃぁない・・・
   少しだけ・・・ゆっくりしな・・・

   オマエに’素敵な季節’が訪れるといいね!

      

   それにしても、何百回と介抱されてるのにさ・・・
   君を介抱したのは三回目だね・・・

   なんで、数えられるんだぁぁぁ〜???


   (FROM 朱雀RS) 




 


  
 






  












    




 






 

  

    
 




























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