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 その192 変な昆虫

「モーニングコーヒー」Benchi time

 世の中は広い。地球は多様。

 まず最初はコチラをご覧ください。

 何だコリャ~・・とお思いでしょうが、その正体は「セミ」。

セミと同じカメムシ目に属する近縁種ですが、厳密には「セミ科」ではなく「ツノゼミ科」に分類される別のグループ。

 北米から中南米の熱帯雨林に生息しているツノゼミの一種「ヨツコブツノゼミ」(大きな突起物が名前の由来)なのです。

 通常の昆虫では平たい「胸板」を独自に進化させ、このような奇怪な姿となりました。

 その実態は、こんなに小さな姿・・

  実際の大きさ

 まるで大きめの「蚊」のようですが、実際見たらこの世のものとは思えない姿に腰を抜かしそうです。

 ツノゼミの仲間は、奇妙な姿をしているものが多く、例えばこのミカヅキツノゼミ。

  ミカヅキツノゼミ

 地上では「鳥の糞」のように見えます。これも「擬態」でしょうか。

 そして、オオミツカドツノゼミ。

  オオミツカドツノゼミ

 これも天敵から身を守るために「トゲトゲ」の姿をしています。

 ということで今回は、「変な昆虫」を集めてみました。

 次は、リーゼント姿がビシッときまった「ジンメンカメムシ」。

 東南アジアの熱帯雨林に生息。

 また、「チョンマゲを結ったお相撲さん」に似てるとの声も(笑)

 愉快なのは、この背中模様には「個体差」があって、笑った顔に見えるものから憂鬱な顔のものまで居るとのこと。(いやだ~!)

 続いて、東南アジア一帯に広く生息する「ハナカマキリ」。

 身体を広げると「蘭」の花のように擬態します。

 

 うむぅ・・もはやどこまでが花なのか、カマキリなのか?

 お次は「バイオリンムシ」・・

 その独特な形状から、日本では「ウチワムシ」とも、英語圏では「ギター虫」・「バンジョー虫」と呼ばれます。

 体長は10センチほどですが、厚さは5ミリほどしかない平べったい形状。熱帯雨林でサルノコシカケを食べ、そこにやって来る虫も捕食する。

 

 見た目が奇妙なため、19世紀のパリの博物館が1,000フラン(約100万円)を投じてこれの標本を購入したとの逸話も残っています。

 次は、世にも珍しいタテガミを持ったコガネムシ、その名も「ライオンコガネ」。

 ナミビアの乾燥地帯や砂漠周辺に生息し、このふさふさとしたタテガミは、寒暖差の激しい砂漠環境に適応するためのものと考えられています。

 愛らしい姿をしているので、生体は4000円から1万3000ほどで取引きされています。

 そして今度はライオンならぬ「パンダ」にそっくりの「パンダアリバチ」。

 南米チリに生息するハチで、パンダのような頭部、身体はアリのような形状ですが、その実態は翅が退化した「飛べないハチ」のメス。

オスには翅があり空を飛べる。

 全身を覆う「針」には猛毒があり、別名「牛殺し」とも呼ばれます。(おーコワ!)

 次は「蛇」のような姿をした「スズメガ」の仲間の幼虫。

 毒蛇の頭部に擬態して捕食者を追い払います。

 ペルーで撮影された写真。

 今度は「ワニ」のような爬虫類に擬態した「ユカタンビワハゴロモ」。

 独特な頭部の構造物で捕食者を欺き、爬虫類と思わせる。コロンビアで撮影。

 次は、まるで関西のオバハンが好きな(失礼!)ヒョウ柄の模様をしたカニ「キャリコ・クラブ」。

 海底の模様に溶け込んで姿を隠します。フロリダのガルフ標本海洋研究所にて撮影。

 おっと、コレは「昆虫」じゃありませんでした・・まっいいか(笑)

 お次は、まるで「枯葉」のようにしか見えない蛾の一種「ムササキシャチホコ」。

 翅が茶褐色・薄茶の二色濃淡で陰影のようになり、枯葉が丸まっているように見えます。(実際は丸まっていない。)

 これを森の中で見つけるのは至難でしょう。

 ということで、本日のラストはカラフルな「オオスカシバ」という蛾。

 巨大なハチのように見えて恐ろしいですが、実際には毒などは持っていないそうです。

 またハチドリのように、空中で静止ホバリングしながら花蜜を吸う事ができます。

 別名「空飛ぶエビフライ」(笑)

 《配信:2026.5.17》

葉翅右の背景画像はフィリピンに生息する「ロクロクビオトシブミ」のオス。首の長いオス同士は互いに「首の長さ」を競って優劣を決めるそうです。

 

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