8月2日(日)13時30分から隣駅の小平駅近くのルネ小平で佐藤有斗指揮U2オーケストラによるコンサートを聞いた。コロナ禍で演奏会が開けなかった都内アマチュア音楽家がそのリベンジでコンサートを開いているのだという(詳細不明。きちんと自らの出自をプログラムに書いて欲しい)。学生もしくは社会人になりたての男女という感じだが。結成は2022年2月。
第7回定期演奏会の今回はオール・ショスタコーヴィチ・プログラム。チケット代は1000円で全席自由席。このホールは1階、2階で1229席(1階763席、2階466席)。2階の4列目センター(1~3列目センターは撮影のため着席不可)に座ったが、ここはとんでもない良席で素晴らしい音響だった。以前に座った2階センター最前列はちょっと近過ぎだった。
ルネ小平
前半は祝典序曲(7分ほど)とジャズ組曲第2番(25分ほど)という親しみ易い曲だが、演奏は容易ではなさそう。しかし、このU2オーケストラ、初めて聞くがなかなか上手い。
最初の祝典序曲は10人のバンダが再現部のファンファーレを2階席後方で吹奏するなどサービス精神たっぷりの本格的な演奏。ジャズ組曲第2番ではワルツ第1番、有名なワルツ第2番のサキソフォーンのソロが実に味わい深くてプロ顔負け。
この日は他にもプロ、アマのオーケストラ・コンサートがいくつかあって、いくら何でもショスタコの交響曲第5番は今年4回目ということでパスする予定だったが、なにせ猛暑の中、結局近場のこの演奏会を優先したのだが、いやあ、これは大正解だった。
指揮者の佐藤有斗
20分の休憩後はそのショスタコ5番。第1楽章はちょっと慎重な出だしだったが、徐々に調子を上げていわゆるゾーン状態に入った。弦楽器(14-14ー11-11ー6)の表現力が素晴らしい。ホルンがやや不調だったが、木管、金管、打楽器は絶好調で豊富な練習量を感じさせた。特に第3楽章の沈潜は深く心に残った。もちろん終楽章の突進と沈思の対比も見事。この曲を堪能した。
オーケストラを𠮟咤激励する佐藤有斗の指揮は熱いだけでなく間の取り方が実に堂に入っていてこの曲を手の内に入れているのが分かる。
オーケストラも指揮者も大注目だ。アンコールはメキシコの現代作曲家アルトゥロ・マルケス(1950~)作曲の「ダンソン第2番」(ダンソン・ヌメロ・ドス)だった。ドゥダメルと彼のオーケストラが演奏していた有名な曲だ。